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米コカ・コーラ、モンスター・ビバレッジに約2200億円の出資
米コカ・コーラは米エネルギー飲料大手モンスター・ビバレッジの株式16.7%を21億5000万ドル(約2200億円)で取得することで合意した。
この合意により、コカ・コーラは「NOS」、「フルスロットル」、「バーン」、「マザー」、「プレー」、「パワープレー」などのブランドを手掛けるエネルギー飲料事業の所有権をモンスターに移す。一方、モンスターの「ハンセンズ・ナチュラル・ソーダ」、「ピースティー」、「ハンセンズ・ジュース・プロダクツ」などエネルギー飲料以外の事業はコカ・コーラが所有する。
アナリストらは前々からモンスターが買収の標的になると予想。コカ・コーラを有力な買い手候補とみなしていた。エネルギー飲料は、ここ数四半期で売り上げの伸びがやや鈍化しているものの、飲料市場の明るい分野だ。
世界の炭酸飲料の売り上げの伸びは3年連続で鈍化している。コカ・コーラの全世界での炭酸飲料の販売は1-3月期(第1四半期)に15年ぶりに減少した。同社では炭酸飲料が依然として世界販売の70%超を占めている。
コカ・コーラはモンスター取締役会に2人の取締役を送り込む。コカ・コーラはモンスターの優先的な流通提携先になる。また、モンスターはコカ・コーラのエネルギー飲料事業を独占する。
両社はこの手続きの完了時期を今年終盤または来年初めとみている。
両社の提携は米株式市場の取引終了後に発表された。時間外取引でモンスター株は終値比22.33%高の87.65ドル、コカ・コーラ株は同1.44%高の40.76ドルをつけている。
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